君に届けたい

陽の光の温もりは

胸の中の優しさ

届ける場所がなくても

消えはしない

 

微かに燃える命と

消えない胸の痛み

届かぬ想いを抱いて

時を移す

 

夢を追う風に乗り

雲をつかめば

ひとり ここに残され

誰にも気づかれなくても

日に日に大きくなる不安も

日に日に大きくなる心で

雫に固めて 忘れられるだろう

 

夕闇の空の色は

切なさを呼ぶ魔法

枯れている木立ちの陰も

響き渡る

微かに揺れる夕日に

なぜにこみあげる涙

戻らぬ年月を抱いて

明日へ向かう

冷たい夜風を越え

星に願いを

ひとり ここに佇み

誰にも気づかれないように

日に日に短くなる夜空も

日に日に短くなる命で

星屑をうめて 夢を反射すだろう

 

月明かりの寂しさは

永遠に続く約束

カタチアルモノ崩れても

いつも胸に

 

舞い降りた天使のように

消えてしまいそうだけど

あたたかな陽射しの中で

君を見つけた

 

寄り添う温もりから

勇気をもらい

ひとり ここに流され

誰にも許せぬこころさえ

日に日に君へと放ちながら

日に日に君へと惹かれてゆく

毎日の光を 君に届けたい

 

日に日に見えなくなる景色も

日に日に数えなくなるけど

いつまでもあなたを 見つめてはいたい

いつまでも光を 君に届けたい