現代の一員

癒えない…孤独を感じはじめた頃の胸の痛み

そばにいるのに見えない姿に またうつむくから

夕暮れの切なさと 止まらない時の儚さを見過ごす

永遠とも思える曇った夜の後にやって来るのが

永遠とも思えるほどの長い雨でも 心に残る色を探して

透明に景色を染めていくよ

 

年月と共に形作られていく自分

何を求め 何処を目指しているのかも知らないままで

一人になるコトを恐れて歩きつづけてる

 

果てしなかった夢も何時しか忘れて

大切にしてたモノさえ色褪せて見える

虚しさを諦めに変えて

作り笑顔を見せて また一人になる

 

かけがえのないものもなく生きていくのは

いつもそばに寂しさのいる冷たい時間の連続だから

ぬくもりを自分の内にも出逢いにも探しはじめた

たった一言で涙を忘れていられる新しい自分が生まれる

 

いつか真実の笑顔を想い出せたら

いつも願っていた夜空の星たちとも語り合えるのか…

 

幻想を創り出す誰かと

幻想のなかに住む誰かと

二人が夢見る世界の姿を僕も夢見て

この胸の痛みは抱いたままで歩いていこう

 

美しさも残酷さも当たり前に存在する現実という世界の中で

みんなきっと考えていることを僕も考えよう 現代の一員として