クリーム

作り損なった

ぺちゃんこスポンジな

ケーキを顔にぶちまけて

おいしい?

 

思ったけど

どうでもいいんだ

何してもいいんだ

気にしてくれたんだ

 

分かり合いたがってる

君や僕や 夢が逃げても

また会えるんだ

気にしてくれたんだ

 

せっかくの携帯電話を

隠さないで

いらない気がするって

分かるし 黙るけど

 

傷つくと傷つけられたって

言うけれどそんなの実は嘘で

っていうこともあるし

自分のせいだって言うけれど

傷つけられていて

っていうこともあるし

 

思ったけど

時間は掛かるんだ

それだけはいけないんだ

それ感じるんだ

 

分かり合いたがるのは

君や僕や 夢で会っても

また会えるかな?

それ感じるんだ

 

僕の頬のクリームをなめる君

そろそろ行こうよって

立ち止まらせたのは誰だと思う

知ってるくせにって言う

 

青空の見える小さな窓にクリーム

あれは雲になりたがったクリーム

 

どこかになにかある

それだけの想い

踏み止まらせるのも

突き進ませるのも

 

なんでもないときに

ふと思い出してふっと笑う

あのエピソードを

君や僕や 持って

 

新しい暮らしを始めると

新しい暮らしが

 

「 たまご焼くからさ コーヒー入れてて … 乗っけてさ クリーム … 」

 

始まる