おおかみしょうねんも

ぼくがきみをすきになったあたりをのぞいてしまえば

ほかのひとだってそのだいぶぶんがまったくいっしょ

ぼくにしてみればくだらないきみのかくしてるひみつ

でもそれも、ばれているからないしょとはいわないか

おおかみしょうねんもあれからはうそをいわくなった

のかなかなしみはたまにほんとうにかなしみであって

かなしいくやしいわらえずいたいぞこのばかかぼちゃ

おたんこなすそれでもきみのほかのひととちがうその

ひとかけらがすきですきでしかたないあほうなじぶん