太陽

大切なことから忘れるようになって

ただ 雨と風と太陽が降り注いでるな

目を瞑るにしたがって 開いてく体を持って

どこから来るのか どこへ往くのか

細い糸の先に針を添えて

縫い進むような出会いには 今 疲れて

僕の手は不器用な神様になって

君に今 届けたいものがあるんだ

そっと 紛いなりにも 雨や風や太陽のように

 

夏の飲みものを飲み乾す君を

僕はまだ見たことがない頃を迎えながら

こんなに咲く花のあることを

僕らはひとつきりの季節を過ごす蝶に変わって

喜んでるな、と 嬉しがってる

 

大切なことから忘れるようになって

ただ 雨と風と太陽が降り注いでるね

目を瞑るに随って 開いてく羽を持って

どこから来たのか どこへ往ったのか

 

細い糸の先に針を添えて

縫い進むような出会いには 今 疲れて

僕の手は不器用な神様になって

君に今 届けたいものがあるんだ

 

そっと 紛いなりにも

雨や風や、太陽のように