vision

想像しなかった、傷が、僕の日常で、僕の中だけで、人知れず、現れては、消え、

点滅を、やめない。今までは、想像しなかった、痛み。

 

信じてこなかった、まかり通るなんて、理由の定まらない、あまりにも個人的で、

理由なんてないと同じ、そんなものにも、名はついて。

 

この淋しさを忘れなければ、僕はまた、人を好きになれる。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、絶え絶え命が、無料で届く。

 

名もなく、まもなく。

 

運がどうこうで、この僕の存在について、考えることもできるだろう。ただただ、

未来は、過去になる。今が、容易く、燃やしてしまい。

 

どこに向けていいか分からない感情が、時間まかせで、流される。汚れた川、空、

そこでもっともがくのは、今はまだいない、誰かたち。

 

この空しさを伝えなければ、傷はもう、癒されたりしない。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、絶え絶え命が、無数に届く。

 

名もなく、まもなく。

 

またたく、まもなく、消えてゆく星のないほどに、名もなく、またたく、小ささ、

弱さで、僕は、生まれた。たゆたう命が、尊いほどに。

 

思うんだ、火のようと。この僕の中、くだらないがらくたも、かけがえないのも、

きっとある。けれど、燃えるときには、どちらも同じ。

 

まもなく、またたく、そんな炎が、今に。目が眩しがる光、肌が嬉しがる温もり、

そんなように、こころが湧きあがる炎、それが命、だ。

 

名もなく、まもなく、

 

この愚かさを持たなければ、なかった、炎を手に入れよう。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ。たゆまぬ命が、無為に燃ゆ、萌ゆ。

 

なぜだか、寝息のする、星もない、一人のはずの、砂漠の、まだ、向こうの方に、

点る火がみえる、遠すぎるからか、風の運ぶ湖の水のせいか、火はまたたくよう。

点る火がみえる、遠すぎるからか、風の運ぶ湖の水のせいか、火はまたたくよう。

はっ、とする、湖で、ゆらゆらと、月が、ちぎれている、そんな風に、またたき、

僕に分からせる、僕の、いつか、みつけるものを。点る火は、ぽつり、ぽつりと、

ふえる、知らず消えてったのも、あるかもしれない、けど、僕は、忘れないよう。

ふえる、知らず消えてったのも、あるかもしれない、けど、僕は、忘れないよう。

円の片らだ、あれは。あれら、だ、と、僕は思うんだ。例えばなしは、好きかい、

円の片らだ、あれは。あれら、だ、と、僕は思うんだ。例えばなしは、好きかい、

例えば、円を知らないものがあったとしよう、それらは、みつけたんだ、一片ら、

そう、円の片ら、を。そして、想像し、創造したとしてごらん、円、だけでなく、

球体まで、を。僕は、あれら、から何を、みつけられるだろう、想像し、創造し。

球体まで、を。僕は、あれら、から何を、みつけられるだろう、想像し、創造し。

 

この淋しさを忘れなければ、僕はまた、人を好きになれる。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、絶え絶え命が、無料で届いても、

 

この空しさを伝えなければ、傷はもう、癒されたりしない。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、絶え絶え命が、無数に届くよう、

 

この愚かさを持たなければ、なかった、希望を手に入れる。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、たゆまぬ命が、無為にもゆまで、

 

まもなく、またたく、そんな炎が、今に。目が眩しがる光、肌が嬉しがる温もり、

そんなように、こころも湧きあがる、生きたがる命だ、と、ばらばらに持ってる、

そんなように、こころも湧きあがる、生きたがる命だ、と、ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、ばらばらに持ってるけど、それぞれのヴィジョン、へ。

それぞれのヴィジョンへ、ばらばらに持ってるけど、それぞれのヴィジョン、へ。

 

僕は誰だ、と、僕は問う、僕へ、どうして、あんなことを、あなたはやれるんだ、

と、また、僕はいう、あなた、という、他人や、また、僕の中にいる、僕ら、へ、

僕らは、漂ってる、どこかの、深くてもう透明じゃない、深い緑の海の真ん中で、

僕らは、漂ってる、どこかの、深くてもう透明じゃない、深い青の海の真ん中で、

そして、僕はまたいう、あきらめたらだめだよ、今はみえない淵が、この海には、

いや、海という海には、あるはずだ、なんて、けど、今はみえないだろ、だから、

いや、海という海には、あるはずだ、なんて、けど、今はみえないだろ、だから、

僕ら、は、進むべき方向をみつけられず、漂ってる、泳げるんだけどね、なんて、

僕ら、は、進むべき方向をみつけられず、漂ってる、泳げるんだけどね、なんて、

嘘だった、みあげると、空では、バタフライなどでゆく人らが、眩しい海の淵へ、

また、その先にある、地、が、僕からは、鮮明にみえてる、みな、他の星にいて、

また、その先にある、地、が、僕からは、鮮明にみえてる、みな、他の星にいて、

僕は、僕だけの星にいて、あの、あなたの淵、地には、決して、泳ぎつかなくて。

 

この淋しさを忘れなければ、僕はまた、人を好きになれる。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、絶え絶え命が、無料で届くから、

 

この空しさを伝えなければ、傷はもう、癒されたりしない。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、絶え絶え命が、無数に届くから、

 

この愚かさを持たなければ、なかった、希望を手に入れる。ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョンへ、たゆまぬ命が、無為にもゆから、

 

まもなく、またたく、そんな炎が、今に。目が眩しがる光、肌が嬉しがる温もり、

そんなように、こころが湧きあがる炎、それが命、だ。と、ばらばらに持ってる、

そんなように、こころも湧きあがる、生きたがる命だ、と、ばらばらに持ってる、

それぞれのヴィジョン、へ、ばらばらに持ってるけど、繋げられるヴィジョンへ。

それぞれのヴィジョン、へ、ばらばらに持ってるけど、繋げられるヴィジョンへ。

それぞれのヴィジョン、へ、ばらばらに持ってるけど、繋げられるヴィジョンへ。

 

またたく、またたく、零れる光が、溢れる模様が、黒に、青に、浮かんで、揺れ、

照る、温める、注ぎ込む、僕ら、へ。僕ら、へ。そう、それぞれのヴィジョンへ、

ばらばらに持ってるけど、繋げられる、ヴィジョン、へ、と。届いてるだろう?。

 

夜毎、僕は目を閉じて、多彩な僕ら、を、みよう。僕ら、は、きっといきたがる、

未来は、今になる、今が、容易く、燃やしてしまう、その一瞬を、泳ぎきるよう、

そんなように、こころが湧きあがる炎、それが命、暗闇でも、泳ぎ、もえきるよ。

 

想像しなかった、傷が、僕の日常で、僕の中だけで、人知れず、現れては、消え、

点滅を、やめない。今までは、想像しなかった、痛み。

 

信じてこなかった、まかり通るなんて、理由の定まらない、あまりにも個人的で、

理由なんてないと同じ、そんなものにも、名はついて。

 

この淋しさを忘れなければ、僕はまた、人を好きになれる。

 

この空しさを伝えなければ、傷はもう、癒されたりしない。

 

この愚かさを持たなければ、なかった、希望を手に入れる。

 

希望を胸に入れる。