将来のない人

わかんないままなんだろう、すべて

人ひとりが宇宙を感じる広さは。寝転べば、

君に手が届くほど。髪に触れるくらい

 

雲が羊に見えたのはきっと夏。

生まれた夏。窓を開けたら、ざわめきも排ガスも揺れるほど

 

これ以上近づけないけど抱きしめて

ひとつになれないの、感じて君を初めて君と想って。

そんなすべても、そう、みんな言うようにいつまでも、

いつまでも知んないのかなぁ、、、誓える、そうかなぁ、、、

 

流れ星はいつもひとりん時見るなぁ、それもなくなるくらい。

一緒に、いつも、、、一緒に、さぁ

 

飛べない鳥ってさぁ、世の中のどこかにいんなぁ。

歩いてまぁ、他とは違う景色があんだろうが、いいなぁって、

僕が言う、想っては、自信もなく、僕は言う

 

投げやりな態度も時に見せて、疲れてんだぁ、とか断って

帰り道は、曲がる背中。もうひとりの僕が見て。

続く外灯くらいが、「望」に見えんだけど、アスファルトもあったかい春は

冷たい風が僕を冷ますなぁ、明日はあるくらい、将来はないくらい

 

花が咲いてんのはどこ。あの花は、いつでも僕のもの。そう、雲みたく。

重ならないそれぞれの空で、僕たちくるまれて、重なりを信じてる感じ、

あの花はいつでも僕のもの、けど、君にも見えんだろう、こころも聴こえんだろう、

それ信じてる、僕だけじゃないよなぁ

 

道って道に、歩いてるけどさぁ、みんな将来のない人がさぁ。

輝いて見えんのが、すべての一部なんだろなぁ、風船が飛んでいく空ってのは、

あんな、とんでもなく広いのに、僕の目は、広げた僕の手でそりゃもう、真っ暗にもできんだけど、

雲は、ほらあの羊みたいに、白いのは、輝いて見えんなぁ

見えない僕たちの羽根っての、きっと白いなぁ、空に似合うんだ、一生も、さぁ

 

体も溶ける暑いあの季節に、僕はまだいんだろうか。

ここにあるこれってなんだろう。考えてるうち、気がつきゃ、もういんだなぁ、ここに。

泣きながら笑えんなぁ、この感じ、君の手より僕の手は大きい、あの時みたく

 

わかんないままなんだろう、すべて

人ひとりが宇宙を感じる広さは。寝転べば、

君に手が届くほど。髪に触れるくらい、、、