岐路

働くことは美しいこと

小さい時に誰かに聞いた

それから何して働こうかと

小さい時から考えていた

 

それが夢だと叶えるんだと

いつか気づいてそして抱えて

雨でも風でも連れて歩いた

岐路をいくつも迷わず選んだ

よそ見をしたら消えそうだった

 

夢があっていいねと

君は言うけど

夢を探し始めたうつむき加減も

僕にはとても素敵に見えるよ

 

空の上から見ることできない

重なる道を僕らは歩く

同じ所を回っていても

再び会えない出逢いの中で

 

でも そんなくらいじゃ満足できない

無言の答えを聴き取るぐらいが

ひとつのことを分け合うんじゃなく

ひとつひとつを持ち合うことが恋だと知った

知ったばかりの

どうしようもない僕の役割

 

映画館もギャラリーも

僕より高い働く君は

僕の見ている隣りの道で

岐路というのに立った

一人で