街の景色

近づくよりも

遠く離れた方が

気持ちを知るには

良かったみたい

 

矛盾だらけの

こころの煙は

気持ちのままで

晴れてくだろう

 

夕日を見ながら

煙突数えた

非常階段で

しゃがんで泣いた

 

小さな星が

踊り場で回る

あんな綿ぼこりさえ

こころを持ってる

 

雨と共に小さな溝を流れて

空を見上げる僕達は

ただ在るだけで

いつか街の景色になればいい

 

時間がとても

無駄に吹いても

吹き飛ばされない

何かの旗にはなりたくないんだ

 

とても速く離れて

だんだん近づく

ひどいくしゃみで

すべてを忘れて