ぼうけんか

きみといると
かぜにおおきなほをはって
あらしのおおなみと
ひでりをのりこえ
しんたいりくを
はっけんする

きみといると
とてもおおきなとりの
するどいめになり
かわをさかのぼってって
わきだすひとしずくに
たどりつく

きみといると
ひるまゆめをみて
まよなかめざめる
とおいかなしみはともしび
あたりまえだったことが
きせきとわかって
いろがまたたく

いきをはくと
あおいゆうぐれ
いきをすい
さがすきいろい
ほっきょくせい

まぶしいのにさびしい
まっくらにまっさかさま
いっぽいっぽ
でもさもまっしぐらなのさ
くらがりのえがおへ

くみあげたなみだで
たったいちよ
あけがたまで
つないだいのち

ひるがえる
あまがえるの
みどりいろの
ひととび

かためつむる
かたつむりの
にゅうはくしょくの
あまのがわ

おわりまでつづく
はじまりのつづき

ねむるあいだもうつ
ぼうけんかの
むねのなかにあるとわ