行方知れない 心の雲よ
いつか また 光を閉ざすときには
いっそ 冷たい雨を降らせてくれよ
哀しみの奥底で
苦しみもがき見つけられたものこそ
真実なんだろうと思うから
僕のこの手に
この大きな夢を掴むためならば
また 輝く瞳を見つけてみせるから
そして、正しい道なんて分からないから
今…
子供がふいに手放した あの銀色の風船みたいに
行方を風にまかせて
見えなくなるまで 飛んでいこうと思うんだ
広大な世界を
しかと この瞳に刻みながら
いつか消えてしまうことなんて忘れて
はじめの一歩を踏み出そう
行方知れない心の雲よ
いつか おまえと共に黄昏たい
その時は、あたたかな陽射しに照らされ
そっと微笑み 静かに眠ろう
青空に漂う雲のように
白く優しい おまえは、ずっと
この胸の中に…