いちばんとおいはじまりのときまで

いちばんとおいはじまりのときまで
わすれているあらゆるしゅんかんも
このそんざいのさいぼうのすべてに
せいざのようにちりばめられている

いちばんとおいはじまりのときまで
どのおもいでもどこかがかけていて
それはえいえんにもとにもどらない
けれどほしのようにかがやいている

きらきらしているおがわをみながら
ひのあたるきのねにこしかけている
つめたくてつよいかぜがふいている
それがここちよいくらいあたたかい

いちばんとおいはじまりのときにも
いちばんとおいおわりがそばにいた
いまもわすれるようにおぼえている
ふいにかけられるはしをわたったら