なみだがかわいてしまうころ

なみだがかわいてしまうころ

もうひとつぶだけなみだでた

 

こんなにまったばしょはまだ

せかいひろしといえどもここ

そうもうずっとここだけだよ

うまれてこのかたぼくはぼく

 

くるしいかおをみれないよう

わらったりなんかするものさ

うつむくすがたもいやだから

ぼくがそらをみあげまつため

はれおとこにもなっちゃった

 

なみだがかわいてしまうころ

もうひとつぶだけなみだでた

 

こいははしたなくぼくをかえ

すなおなきもちをかくさせる

そうしていつもぼくはぼくを

てさぐりしつづけふられなく

 

なみだがかわいてしまうまえ

わらったかおではなけなくて

なみだがかわいてしまうころ

わらいがおでもやっとなける

なみだがかわいてしまったら

やっとそれだけそこにのこる

わらいがおだけそこにのこる

 

やまいはきから、くりかえす

こいのやまいもそうですか?

ぼくのなみだはめぐすりだか

らこつをつかめばこぼさない

こころのなかで、くりかえす