アルコール分14%未満

もしか

なにもかもなくなっちゃっても

ぼくは困らない

 

ときどきやぶけちゃうから

あなから息でも

ふきこんでやってね

という態度が きみにはアリだとしても

ぼくには ナシだ

 

なにもかもなくなっちゃうなら

わたしだって困らない

だって

なにもかもなくなっちゃうんでしょ

 

そういう話じゃない

と言ってみたところで

という態度は きみにはナシだとしても

ぼくには アリだ

 

もしか

なにもかもなくなっちゃっても

ぼくは困らない

 

きみさえいれば

わたしも

 

要所はえてして抜け落ちるものだ

そんなことわざ、四字熟語

ぼくは知らないけど あるのか

画竜点睛を欠く か

 

もしか

なにもかもなくなっちゃっても

ぼくは困らない

 

きみさえいれば

 

なにもかもなくなっちゃうなら

わたしだって困らない

だって

なにもかもなくなっちゃうんでしょ

 

わたしも

 

酔いが足りないの か

さめてるの か

ぼくは きみは

 

にしても

 

それにおいて言葉なんて

14%未満で

というのは 絶対

ナシだ

 

きみの一杯分が

ぼくの何杯分か

えてして

分からない

 

おなじくらい 酔いたいのに

えてして ぼくにも わたしにも

分からない

というのは きみにもナシだし

ぼくにも ナシだ

 

かげとひかりは

あくまとてんしは

しょうねんしょうじょは

たとえば こんな話ばかりを

こころあたりで している