あとがき

ここに収めた詩は、1997年の10月頃から1998年の12月頃までの約1年間に書いたものです。

余談だけど、『The Chest』という詩集があって、

あるメールマガジンに同じ時期の約1年間投稿してた50片を収めているもので、

その頃投稿はせずHPにだけ載せていた、この詩集に収めた50片と合わせ、

100片の詩を、週に約2片というペースでひたすらに書いていました。

 

人は成長するのか、ただ変化しているだけなのか分からないけれど、

自分が、今も変わらず、詩を書くことが好きだ、ということは分かります。

ただ、なにかしら成長していると信じて、これらの詩片を、自分としては、

いつもけつまずく石かなにかのように、こころの入口辺りに置いておこうと思います。

毎日、通り抜けては、そして、昨日より一歩遠くへ。

 

詩片は、1月から12月まで、それを書いたおおよその時期に合わせて、

目次にて12個のブロックに分けて置いています。

 

これらの詩が、どこかで誰かの日常にささやかにでも存在するとき、

やがて何らかの花として咲く可能性を秘めて、一粒の種子になり得ると思います。

僕にとり、そして、あなたにとって。そう、願います。

 

昨夜、嵐が通り過ぎました。

もう間もなく春のようです。

 

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2000/3/31 翼木 空人

(2000/12/1追記)