惚れた晴れたな僕ら

もうここんとこ

まともに寝てない

もう胸んとこ

重りが乗ってるみたい

 

五月雨が気休め

きっと何千年も

降ったり止んだり

こんな夜中に

みんな寝てんのに

 

似たもの同士な僕らだね

去年は僕らさえ

知らんぷりだったのに

 

惚れた晴れたな僕らだね

今年は夏までは

お互い様で行くかもね

 

ひとしずくじゃない君と

ひとめぼれじゃない僕

君を毎晩聴きながら

僕は彼女を想うから

君は花びら散らしても

ちょこっとだけの晴れ間でいいよ

 

でもほんとはね

この恋は実はとっても泣きそうなんだ

だからほんとは雨に紛れて

ばれないように泣きそうなんだ

 

もし振られたら

ひとばんじゅうも一緒にいてね

でもすきどうしだったら

デートの日だけは気を利かせてね

 

ありがとう

いろんな人の涙の代わりに

君はもしかしたら

降ってるの

 

おやすみなさい

今夜は少し眠れそうだよ

ずいぶん久しぶりなんだ

こんなに優しい気持ちのするのは

 

 

てるてる坊主を

はずしたのはね

ほんのささいなプレゼントです