ラフなシャツで
ジーンズで
明日のために
残した力で
眠れぬ夜など来ないよに
またのびはじめた
真っ黒な髪
暇なら作れば
いくらでもある
ファッションになる前に
また切りに行こう
神様が死んで
慌てふためく人々の中
目隠しをして
夢見るなんてバカバカしい
限りが在るならその限りまで
限りがなくてもおんなじように
最高僕は一段飛ばしで
ポケットに手を突っ込んで
エレべーターより階段で
僕なんかよりがんばる人は
たくさんいるから
逃げたり耐えたりするよりも
愛して楽しくやろうと思う
体の中で一番ちっちゃい
指先で
芽吹いたばかりの
命を撫でて