水辺のあちらとこちらで流れる
血液の赤さは、いつも同じだ
どちらが多いとゆうこともなく
歴史の一ページとやらが染みた
さっきまでアタタカかったツメタサで
どんよりと重くなるだけなのだ
いつか未だ幼い誰かが繰る瞬間に
現在生きる僕は
隠されているはずの川を横にして
隣や、ついて来る君を正面から抱き締めて
は歩き続けているさいちゅうで
君に僕の血を見せたいと思わなければ
僕は君のを見たいとも思わないの
は愛が心の血液として、生きる限り駆け巡る様を
想像できるから
存在を幸福にも
ただ信じることができるから
他人の流す血に僕ら
は気付かされたのだ
自分のを、それでも
大切なものほどをいつも
鼓動を、高鳴らせながら
涙を出したまま
見、開きながら
自分のヒトリを
噛み締めながら
ただ一度だって
美しいものなど
見たことがない
生きて君と僕の
無傷の子の他に
は、未だ