日は暮れても

自分より汚いものを

いっぱい心に思い描いて

誰より汚くなった

名もない瞳

 

希望の光は塵に紛れて

届きはしない

時間の流れはせき止められて

喉はからから

 

だれのせい?

汚いものを食べさせた親のせい?

汚いものを持って生まれた地べたのせい?

汚いものに目を輝かせた神様のせい?

 

僕は神になります

かっこいいから

つよいから

どうでもいいから

未来なんて

 

僕は神になれます

ナイフがあるから

弱くないから

どうにもならない

僕のちからじゃ

 

ひとりでいいんだ

ひとりがいいんだ

ひとりはいいんだ!

 

日が暮れたら

なにもかもが見えなくなるから

日が暮れたら

なにもかもを見えなくするから

 

汚くない

僕の瞳は汚くない

誰もが眠った真っ暗闇でも

僕の瞳は輝くけれど

誰もが眠った真っ暗闇しか

僕の瞳は見えないけれど

 

嗚呼 誰のせい

こうなったのは誰のせい

こうなってしまったのは

 

嗚呼 神様

僕という名の神様

あなたのせい

おまえのせい

こいつのせい

 

自分より汚いものを

自分の心で綺麗に洗って

自分の力で自分を認めて

自分ひとりで抱きしめないで

自分以外に怒ってないで

自分のためは何より強く

自分の隣は自分にしないで

自分の次は自分で背負わず

自分勝手は子供の時だけ

自分の未来は自分で探す

自分に飽きても未来は続く

自分に自分をたくさん教えて

自分らしさはプライドとして

自分の瞳が輝くように

自分の前には未来の希望

自分のその手を伸ばしても

届かないなら

自分で自分に飛び降りろ

 

汚い瞳は心にいつも

汚いものを描いているから

汚ないものは

美しくないものじゃない

 

毎日毎日休むことなく

日は暮れても

自分という名の神様は

いつでもあなたを見ています

何も言わない

それはただの美しくないもの

生きるとは見つけること

教わらなくても自分で自分を見つけること

美しくなんかないものなのです

たかが人です

虫でも花でもおんなじことです

 

人のためになんて

ましてや自分のためになんて

何かがあるなんて甘えは捨てて

 

何かに染まったなら

一度すべてを真っ白で塗りつぶし

自分の色を探そうよ

 

見つけるまでは

誰にも知られぬ白でいてもいいじゃない

見つかるまでは

 

日は暮れても

自分で自分を見つめていれば

瞳が慣れて見えてくる

輪郭が自分の輪郭が

ぼんやり、そしてはっきりと

逃げ出さなければ

ぼんやり、そして鮮やかに!