四季には数えられない雨の季節が
もう終わる頃なのに
この1年の夢を
半分の半分も出来てない
雨の季節は蛍光灯の白い部屋で
途方に暮れそうになる
坂道の上の花壇の花が
雨に降られて余計にきれい
こんな哀しい気持ちはないと
切なさなのかと問い掛けたとき
窓に流れる雨粒が
あの日の君の哀しみを
空の忘れ物置き場から
自転車に乗り届けに来たんだ
昔の手紙を読み返すよに
何度も読んだいつもの記憶が
また新しい封筒の中
きれいな文字ばかりで書いてある
もう思い出さないと
どれほど高く放っても
となりに落ちて来るものだから
だんだん匂いも思い出す
雨と向日葵
君の涙と微笑みは
泣き止む頃に
いつも並んで
よく似合ってた
僕のためなのか
君のためなのか
ついに聞けなかったけど
よく泣くぶんだけ
よく微笑んだ
もうすぐ君が好きだった
高い塀から顔を出す
少しうつむく向日葵が
2本そろって咲くでしょう
もう少し
もう少しだけやってみる
ご褒美だから
あの向日葵が咲くまでに
もう少しだけやってみる
「この1年の給水所には
半分過ぎて向日葵が
私の好きな向日葵が
がんばっただけ
きれいに咲きます。」
1枚だけは
捨てられなかった
折れた写真の裏側に
君が残した短い詩は
君と向日葵
僕と雨
違う世界にいるけれど
何かを繋いでくれている
空で見ていて
耳を澄まして聞いていて
僕のすることのすべて
僕の書く詩のいいたいことを
雨と向日葵
寄り添う姿に
今あらためて
夢を誓う
僕はやっぱり
他の誰かを好きになったり
詩人になります