泣きじゃくる心の

絶望から立ち上がるまで

どのくらいの時が

掛かるだろうか

 

ただ変わらないように

毎朝の

鳥が鳴き

犬が吼えることが

救いとぼくは思う

 

喪失の存在へ

沈黙の存在へ

他愛無いものが土を被せる

 

ただ変わらないように

日が昇る

等しい大切さで

日が沈む

その様に

 

光を遮ることが

やがての光を灯すと思い

 

ぼくは行う

 

目を閉じて祈りを

等しく

きみにキスを