手についた砂を払いおとす
アスファルトのはられていない路地
鳥居の内
転んでも
自分一人で立ち上がった
初めての記憶
夏の太陽
かすれる空の青
靴がきつくなって
指が伸び
あの頃は届かなかった
手と手を合わせ
君を抱く僕の腕の輪
銀河の渦の腕の先で光る星々
数の弾けた場所で
すべての出会いは
歌がはじまる
よく来たね
光
いつか
この歌も届くはず
最果て