1時過ぎ
嵐の去ったばかりの夕方
黄金色の空を映したビルを見たのを
思い出す
帰り道
細い月と今夜は少しぼやけた蠍座
向こうの方の街の明かりで
夜の雲の川が赤かったのを
思い出す
今日とゆう日に
僕は自分で消印を押して
空の方へ放った
君と
あの枝に赤い花がつくのを5回見る
この谷で青い花についた雨粒に5度触れる
たとえばそんな時間がある
ここに本当に
途方もない時間をかけて瞬く星のまばら
思いを馳せる
すべて忘れてもいい
めぐり咲く花
約束