月夜の雫に 頬濡らし 上る坂道
一歩 一歩
君の面影を 越えてゆく
銀河の渦へと迷いこみ 溯る過去
百年 千年
一万年をも 越えてゆく
もう さよならの後ろ姿 見送ることもなく
もう 涙目のか細い肩を 抱きしめるすべもなく
空っぽの心の奥には 君の名前だけが 静かな風に舞っている
ずっと 会うこと 許されないまま
二つに割れた 約束の石
朝日の破片を 胸に刺し 昇る太陽
きっと ずっと
君の眼差を わすれない
もう 失くした温もり 探してみても
もう 失くした優しさ 取り戻すすべはない
空っぽの心の奥には 君の名前だけが 静かな風に舞っている
ずっと 会うこと 許されないまま
二つに割れた 約束の石
ずっと 会うこと 許されないまま
夢を忘れた 約束の石
ずっと 会うこと 許されないまま
ひとつになれない 約束の石